八戸・苫小牧航路

【八戸・苫小牧航路】2023年5月30日

八戸から苫小牧までの航路では六ヶ所沖にクロアシアホウドリやコアホウドリの群れが居て、その中にアホウドリの若い個体が1羽いました。津軽海峡付近には鳥影が少なく静かでしたが、オットセイとイシイルカが沢山居ました。 miya

アホウドリ

【苫小牧・八戸航路】2023年6月7日                              津軽海峡付近から鳥影が多くなり、5月30日にはほとんど見られなかったオオミズナギドリ・ハシボソミズナギドリの大きな群れがあちらこちらに群れていました。津軽海峡付近から六ヶ所沖でカンムリウミスズメが数回見られ、六ヶ所沖でツノメドリが1羽見られました。フルマカモメが津軽海峡付近に沢山みられました。オットセイやイシイルカは数回見る程度で,代わりにカマイルカが沢山居ました。       miya

オオミズナギドリ・ハシボソミズナギドリの群れ
ツノメドリ
カンムリウミスズメ

乾燥化対策工事が完成しました。

【仏沼】2023年5月28日    

現在の仏沼は干拓地で、干拓当時の排水路がそのまま機能しています。しかし近年仏沼北部で乾燥化が進み湿地性トンボが居なくなり、植生も変わって来ました。そこで、排水路の一部を堰き止める事にによって乾燥化を止めようと工事を行いました。早速、工事をしている最中から水が溜まり始めて来ました。  miya

工事の作業
工事完成
早速、水が溜まり始めました。

コヨシキリが賑やかです。

コヨシキリの個体数が増えてきました。仏沼南部の焼け残りヨシ原に多いですが、仏沼全域で囀る姿がみえます。遠くに見える八甲田連邦をバックに囀る姿は仏沼ならの風景です。識別点は眉線があり、口の中が黄色なことです。鳴き声も賑やかに鳴きます。

八甲田連峰をバックに鳴くコヨシキリ
コヨシキリの特徴は眉線と口の中が黄色
コヨシキリの鳴き声

仏沼の春は火入れから始まる。

 毎年、仏沼のヨシ原は三沢市環境衛生課によって計画的に火入れがされる。ヨシ原湿地の維持管理のためです。燃えて真っ黒になった湿地には、いろんな野鳥や動物が現れるので楽しみである。撮影:三戸

タヒバリ
コミミズク
イタチ
オオジシギ

江戸家猫八さんの想い出

 昨年、仏沼ラムサール湿地指定10周年のイベントに来て頂いた、江戸家猫八さんが今年2月にお亡くなりになりました。私達にとっては動物の鳴きまねの猫八さんというよりは、鳥や自然をこよなく愛された方に思われました。猫八さんはまだ江戸家小猫の時代に仏沼に来られたことがありました。私達の案内で仏沼を回られ、オオセッカやコジュリンの声に耳を澄ませて、バードウォッチング アンド ヒアリングを楽しんでおられました。帰り際にカンタン(昆虫)が草地で鳴いているのに気付くと、そこにかがみこんで耳を近づけて感動して聞いている姿が、今も心に残っています。(津曲)

ラムサール登録10周年記念式典が開催されました。

 仏沼がラムサール条約に登録されて10年目になりました。基調講演では、上田恵介教授(立教大学理学部生命理学科)をお迎えして仏沼の魅力と重要さをお話いただきました。
パネルディスカッションと江戸家猫八さんによる動物の声帯模写はとても楽しかったですね。

ウシガエル駆除事業

 国指定仏沼鳥獣保護区外来生物駆除事業において、ウシガエル駆除の指導をいただいている佐藤良平氏が仏沼を訪れました。三角池(仏沼北部)の水棲昆虫類の生息状況には、多様性と希少さが重大なことを改めて確認しました。平成池周辺の駆除重点場所(仏沼の南部)を確認・ご指導をいただきました。

仏沼で写真講習会が開催されました。

 素晴らしい天気の恵まれて、仏沼で写真講習会(公益財団法人日本野鳥の会・CANON)が開催されました。夏空と草原、そしてオオセッカの鳴き声…いつもの仏沼の魅了を満喫できました。平成27年7月5日

仏沼の環境保全(平成池周辺)

 仏沼の南側(平成池周辺)では、近年 水位の上昇があって、開放水面がひろがり、ヨシ原湿地が消失していて生息する生きものに変化現れだしている。とくに、ヨシ原と水位状態に関係があると考えられる絶滅危惧種チュウヒ(草原棲の鷹)の繁殖がみられなくなっている。
三沢市環境衛生課では溜まった第2平成池の小排水路の詰まりを改善し、強制的に排水を図ったことが、ヨシ原の修復につながっている。

ウシガエルの駆除やってみた!

 特定外来種のウシガエルの鳴き声は以前から確認されていた。とうとう仏沼にも侵入して来てしまった。希少な生きもの(水棲昆虫、野鳥の雛など)が影響を受けることは必至!目の前の物はなんでも食らう怪物に有志(JE)が立ち上がりました。アナゴ籠にペットボトルの浮きを入れて、1週間に2回上げる。足場も悪く作業は簡単ではない。餌がなくても勝手に籠に入る性質のようですが、一緒に在来種も入るので、早く上げて避難させる事が重要。
捕獲したウシガエルは特定外来種で生きたまま搬出することは法律で禁じられているので、その場で処分する嫌な仕事もある(アメリカにいれば生きていられるのになあ)