「仏沼の環境を考える会」を開催しました。

 平成23 年1 月23 日(日)13 時から、三沢市の先人記念館セミナールームにて、「仏沼の環境を考える」というテーマで勉強会が開催され、たくさんの方が参集しました。講師として宮城県から魚道の普及活動に努力されている三塚牧夫さんと「ふゆみずたんぼ」の実践農家の斉藤肇さんにお出で頂き、お話を伺いました。田んぼはたくさんのいのちを育む場所という原点に立った米作りの大切さと楽しさ・難しさを話して頂き、これからの農業の方向性を教えて頂きました。これからは生産第一主義から、消費者のニーズに合わせた安全・安心の農業が市場を広げていくとともに、多様な生き物と共存できる地球環境を維持していくことになること、それがラムサール条約湿地である仏沼を保全していくことにつながること、またそのことで農産物に付加価値が付いて相乗効果が生まれてくるのではないかというアドバイスを頂きました。農産物を含めた貿易関税の自由化が検討される現在、仏沼のまわりで作られる農産物を生産農家だけでなく、行政や地域の関係者が一体となって流通に努力していくことが大事なことを認識する勉強会となりました。