他の調査研究一覧

日本全国のオオセッカ越冬調査

日本全国の湿性草原環境(河川敷・耕作放棄地など)にて、厳冬期(12月下旬~2月中旬)にオオセッカの生息状況調査を実施しています。宮城県~三重県の太平洋沿岸で多数のオオセッカを確認しています。

静岡県での調査様子

湿性草原棲クイナ類・サギ類の生息調査

草原の中に潜んで暮らしているため観察が難しい潜行性のクイナ類3種(シマクイナ・ヒメクイナ・クイナ)とサギ類3種(サンカノゴイ・ヨシゴイ・オオヨシゴイ)を対象に、高精度の生息確認調査方法の開発を試みています。「東京動物園協会野生生物保全基金」の平成30年度・平成31年度・令和2年度の研究助成を受けています。

確認されたクイナの親子

太陽光発電施設と湿性草原棲鳥類の共存に向けた調査

小川原湖と仏沼の中間に位置する「小川原湖第一・第二太陽光発電所」において、太陽光発電施設と草原棲鳥類の共存の可能性を探るため、リニューアブル・ジャパン株式会社と共同で、生息鳥類調査と植生調査を実施しています。

小川原湖第一・第二太陽光発電所

東日本大震災に係る陸域に生息する鳥類への影響把握調査報告

2011年3月に発生した東日本大震災により、仏沼で繁殖するオオセッカの越冬地と渡り中継地であった三陸沿岸の湿性草原が大きな影響を受けました。その実態を明らかにするため、サントリー愛鳥基金および日本鳥類保護連盟の助成の下に、東日本大震災の津波の影響調査を2011年12月に岩手県と宮城県で実施しました。

東日本大震災で被災した鳥の海(宮城県亘理町)
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